「そこの君!立ち上がるたびにフラついているのは根性の問題ではない。鉄分が不足している可能性が高い。早急に補給せよ!」
体内ブラック企業の厳格な管理職・鉄分課長から、緊急指令が下りました。
5月後半から6月にかけて「朝に立ち上がるとクラっとする」「急に立ったときに目の前が暗くなる」という声が増える傾向があると言われています。これ、実は鉄分不足と深い関係があるかもしれません。
立ちくらみと鉄分の関係とは?
鉄分は血液中のヘモグロビンの材料となり、全身へ酸素を届ける役割を担うと考えられています。
鉄分が不足すると酸素を運ぶ力が落ちる可能性があり、急に立ち上がったときに脳への血流が一時的に不安定になりやすくなるかもしれません。医学的には「起立性低血圧」と呼ばれる状態が起きやすくなるとも言われています。
特に女性は月経による鉄分の損失があるため、自覚症状がないまま慢性的な鉄分不足に陥っているケースが少なくないとされています。「なんとなく疲れやすい」「顔色が悪い」もそのサインかもしれません。
初夏に鉄分不足が悪化しやすい理由
鉄分課長が現場で把握している初夏特有のリスクが3つあります。
① 発汗による損失
気温が上がる5〜6月は汗をかく機会が増えます。汗の中にも微量の鉄分が含まれるため、じわじわと体外へ出ていく可能性があると言われています。
② 食欲の低下
「暑くなってきて食欲が落ちた」という方は要注意かもしれません。食事量が減ると鉄分の摂取量も落ちやすくなります。
③ 新年度からの疲労蓄積
4〜5月の疲れが蓄積した状態で初夏を迎えると、体がより多くの酸素を必要とする場合があります。そのぶん鉄分の消費も増える可能性があると考えられています。
食事で鉄分を補う方法
鉄分課長の指令に従い、以下の食品を積極的に取り入れてみてください。
ヘム鉄(吸収率が比較的高い・動物性)
- 赤身の牛肉・豚肉
- レバー(鶏・豚・牛)
- あさり・しじみ・まぐろ
非ヘム鉄(植物性・工夫が必要)
- ほうれん草・小松菜
- 大豆製品(豆腐・納豆)
- ひじき・切り干し大根
非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂ることで吸収が助けられる可能性があるとされています。食事にレモン汁をかけたり、野菜と組み合わせたりする工夫が取り入れやすいかもしれません。
サプリメントという選択肢
食事だけで十分な鉄分を補うのが難しいと感じる方には、鉄分サプリメントの活用も選択肢のひとつかもしれません。
特にヘム鉄配合タイプは非ヘム鉄に比べて吸収されやすいと言われており、胃腸への負担が比較的少ないとされています。
※サプリメントはあくまで食事の補助です。体調に不安がある場合は医師や薬剤師にご相談ください。
「立ちくらみを”たまたま”と放置するな。それは体内ブラック企業からの警告サインだ。今すぐ鉄分補給に取り組め!」
鉄分課長の厳命のとおり、今日の食事から鉄分を意識してみることをおすすめします。初夏の体調管理、まず足元(鉄分)から固めましょう。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、医療的な診断・治療を推奨するものではありません。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。

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